無題 未選択 Comment(0)

「せめて、髪を乾かし終わってからにしろ…」
「我慢できねぇんだもん」
「むぅ…」

後ろから抱きとめて（しがみ付いて？）見ると、俺の腕の太さに対して毛利の身体ってのが滅茶苦茶、細い。
俺から見たらこんな腰、つついただけで折れそうだなって思う。普段元就って、食は細くも太くも無いくらいだが、どうしてこんな華奢なんだか。

「相変わらずほっせぇ腰だな。ちゃんと食ってんのか？」
思った事うっかり口に出してしまった。
さっきお好み焼き食ってたから（俺も食ったけど）、食う物はちゃんと食ってるんだろうし。
「貴様と一緒にするな。あっと言う間にお好み焼き三人前を平らげて」
「腹減ってたからな。広島風はボリュームあっていいな」
「そ、そうであろう？」
な、なに目をキラキラさせてやがる？

「やはりお好み焼きは広島風に限るな！元親も広島風が好きなのだな！！（・∀・）!!」

「あ、ああ。さっき食ったの、肉いっぱい入っていたもんな」
そういえば元就は広島にプライド持っているんだっけ？（今は岡山在住だけど）もみじ饅頭は粒あん派（でももみじ饅頭の元祖ってこしあんだったような？）だし。なぜか広島交通・広島電鉄共用のパセオカード（5500円）を財布に入れているし。けど、広島東洋カープとサンフレッチェにはあまり興味が無いみたいだ。サンフレッチェなんか、三本の矢だから絶大な興味を示してもいいのに。スポーツには興味が無いのか。
「なんなら残っている奴も食せ。我は広島好きには寛大ぞ？」
はいはい。俺もどっちかって言うと広島風好きだから、食ってやるさ。
「そうだ、今度宮島に行って鳥居を…」

って、広島の話に以降30分付き合わされる。



続くぞ。