夜空に降る桜雨2 シリアスSS Comment(0)

意識が消える直前、
懐かしくて堪らない記憶を思い出したような気がした。
ずくんと、胸の奥がきしむ。





シアワセと、ナゲキ。
血の匂いの中に、希望を乗せた―。

「…トチ…カは…泣き虫、だ…な……」

夜空に降る桜雨1 シリアスSS Comment(0)

我は毛利元就。良くもなく悪くもない大学を出たが、就職活動はしなかった現在23歳だ。自分が本当にやりたいことを見据えるため、バイトで日をしのいでいる。
やりたいことが見つかっていないのが、今の我の悩みかもしれぬ。

花火 毛利元就の手記 Comment(0)

元親が花火を持ってきて一緒にやろうと言ってきたので、仕方なく付き合ってやった。
ふん、花火なんぞ子供の遊びではないか。
元親はニコニコしながら我に花火をどんどん勧め、一人で4～5本持ちながら途方に暮れた。



そうだ、体中に数百本の花火を付けて（纏って？）一気に着火したら、
日輪の如き神々しい後光を放つネオ・サンデー毛利として生まれ変われるかも知れぬ。
どうも最近、己が精神に燦々と輝くサンデースピリッツ（日輪魂）が足りない気がする。
ば～ん！と、歩けば花が勝手に咲き乱れていくような不思議な能力もあれば……おお、これは素晴ら……む？何の話だったか？ああ、花火か。

途中から元親はバテたらしく、花火を全部寄越して来た。
今ならサンデースピリッツの実験が出来るかも……と思ったが、元親がなにやら我を凝視していたので、やる気が失せた。あの保護者のような見つめ方、やめて欲しい。







線香花火の光に照らされた元親の顔を見た時は、まずかった。
声を上げそうなほどドキリとしてしまった。目が合わなくてよかった。
今にも口付けてしまいそうになっ触れたいなどと、ふしだらな事を考えてしまった。女々しい自分が腹立たしい。
元親は「今更俺らはそんな程度にビクつく関係じゃねーだろ」と、揶揄するが、我は…慣れたくなどない。
慣れたら、きっと元親への気持ちもなおざりにしてしまう……。

花火 モ・ト・チ・カ !!日記 Comment(0)

元就と花火をした。
「ふん、花火なんぞ子供の遊びではないか」
とか言っていた5分後には
「む！その花火の炎はきれいだな!!同じものを寄越せ」
と、俺よりも、きっと近所のガキよりもはしゃいでる。かわいい。

花火より、そんな風にわいきゃいしている元就見ている方が楽しいので、残りの花火を全部元就に渡して、俺は見物することにした。元就を。

何かコイツ、去年まではよっぽどいいふいんき（なぜか変換ry）でねーとデレてくれないツンだったが、
最近は向こうから寄ってきたりもする。


不器用なんだろうな。
寂しがり屋なんだろうな。
んでもって、意地っぱり。
虚勢で固めたプライドなんて、持っていても辛いだけなのにな。

とりあえず俺の前では、他のやつらの前で見せるガチガチの利己主義者ではなく、ふんわりした“強がり”な毛利元就でいる。




それが俺にとっちゃ、すんげー嬉しいことなのかも。

食中毒への道 考察 明智光秀 Comment(0)

やれやれ、どっかの赤い六文銭バカの様に熱くうざったい８月が終わろうとしています。
早い秋雨が降っているのでしょうか、結構涼しいです。

さて、皆さんは食欲の秋を迎える事で忘れがちになっているものがあるのです……ククク。食中毒ですよ食中毒。
総務省のデータでも、年にばらつきはあるものの、６～９月まで食中毒発生率が高く、死者も少なくないと出ています。秋でも、食中毒は終わらないのですよハハハハハ！


食べるということは、己が身に何が起こっても構わないと言う意思表示であることを我々は理解しておかなければなりませんね。それが食の安全を知る第一歩でしょう。
消費期限を一週間過ぎた鶏卵を「ゆで卵にすりゃぁ大丈夫じゃろうけぇ」と茹でて食って酷い目に遭った誰かさんのようになりたくなければ、『期限』というものの存在をもう少し重んじてみた方がいいかもしれないですよ……。ククク。